太宰府市、実家のすぐ近くにお住まいのお客様からご依頼いただいた事と、施工までの事例や過程を簡単ではありますが紹介致します。
太宰府市、実家のすぐ近くにお住まいのお客様です。昔からのお知り合いです。
以前、畳の部屋で休むと体が痒くなり、虫に刺されたような症状が出たため、新築時の施工会社に問い合わせたところ、化学畳表を勧められ、長年使用されていました。
化学畳表には色あせにくい、耐久性が高い、汚れにくいといったメリットがありますが、一度汚れやシミがつくと目立ちやすく、汚れが取れないといったデメリットもあります。
お客様はその汚れが取れない点がどうしても気になるとのことで、表替えのご依頼をいただきました。
今回は、熊本県のい草生産者さんが手掛けた上質な畳表を選んでいただきました。
この生産者さんは、熊本県い業大会で農林水産大臣賞を受賞された事のある方です。
1階の座敷と2階の和室の計14枚の畳替えを行いました。

作業の方は、初めての表替えで、隙間も少なく、製作はとてもやりやすかったです。 畳表の端は糸でかがり、表を張りました。
1階には麻素材の畳縁、2階には純綿の畳縁を使用し、それぞれ色を変えて、雰囲気の異なるお部屋に仕上がりました。

化学畳表にはなかったい草の香りにお客様も喜ばれており、「部屋に入るのが楽しみです」と嬉しいお言葉をいただきました。
畳の端をかがる作業について

普段は畳表の糸をノリ止めして表を巻くのが一般的ですが、今回はひと手間かけて糸で端をかがる方法を選びました。この方法で、より丁寧で美しい仕上がりとなりました。
熊本県い業大会とは
い業生産者の生産意欲の高揚と「いぐさ・畳表構造調整計画」に基づく畳表の高品質化と加工技術の向上を図り、県産畳表のブランド化を推進するとともに、生産・販売体制の確立と需要の喚起拡大に努め、い業の恒久的安定を図ることを目的に開催されているものです。(八代市HPより)
まとめ。太宰府市のお客様宅での畳替え ~い草の香りと美しさを取り戻す~
今回ご紹介したのは、太宰府市のお客様より、長年使用した化学畳表の汚れが取れないとのお悩みで表替えのご依頼の話でした。
今回は、熊本県の農林水産大臣賞受賞生産者の上質ない草畳表を使用し、1階の座敷と2階の和室、計14枚の畳替えを実施。さらに、糸でかがる丁寧な仕上げを施し、1階には麻素材、2階には純綿の畳縁を使い、それぞれ異なる雰囲気に仕上げました。
使用した畳
畳表 高級品
畳縁 新高宮 黒
純綿縁 茶
畳種類価格表はコチラ


施工後、お客様からは 「い草の香りが心地よく、部屋に入るのが楽しみ!」 とのお喜びの声をいただけたのが本当に嬉しかったです。
畳の汚れや使い心地が気になる方は、ぜひご相談ください。
職人の技で、快適で美しい和室空間をお届けします!